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梅咲きぬ

 山本 一力 作

江戸は深川の料亭女将の一代記、でいいのかな?

山本さんの本は、何冊も読んでて、いくつかの本に、深川の料亭江戸屋が出てくる
女将は、世襲制で、みな “秀弥” ひでや

この本では、4代目が主人公で、深川の富岡八幡宮の祭りや当時の幕府の政策による
江戸の不景気にも関わらず、江戸屋の女将は、深川の景気回復を祈って、祭りには
威勢を張る ← つまり、自ら大金を使って、祭りを盛り上げる

山本さんの本を読んでいて、いつも感じることだけど、文章に息使いを覚える
作者それぞれに、その息使いは違っていて、自分とピッタリ合う作家を見つけると
読書がより楽しいものになる

そういう作家を見つけることも、読書の醍醐味の一つだと思う

山本さんの本を読んでいて、発見したことの一つに、世襲制のことがある
武家はもちろん、商家でも、農民でも、父の名前を継いでいく

父親が、甚五郎であれば、その長男は、父の隠居後、甚五郎を名乗る
武士は、そうだろうと思ってたけど、百姓でもそうなのには驚いた
田吾作であろうが、五平であろうが、跡を継げば、甚五郎なんだって

将軍家ももちろん、世襲制ではあるけれど、名前が違うじゃない?
家康 → 秀忠 → 家光 → 家綱 → 綱吉 → 家宣 → 家継 → 吉宗

ま、長男が生まれないとかあると、養子をもらったりは庶民と同じだけどね

| 山本一力 | 18:52 | comments(0) | - | pookmark |
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